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体の中からあなたを元気にします。

「活性化」

古代の赤とは今でいえばオレンジ(朱赤)色。日本では緋色(あけ)と呼ばれていました。
その緋色が染まる「茜(あかね)」という植物は血液を澄ませ、
血の流れをよくするという働きがあることでも知られています。
また、赤は情熱の色と呼ばれるように赤を身に着けると元気になる、
体が活性化するなど一部、科学的にも証明されています。

古代より世界中にあった茜染

茜(あかね)

染料に使うのは根で、根が赤いので茜(赤根)の名がつきました。日の丸の赤を染めた染料で、赤系の色を染める最も古い染料です。

少し朱の入った赤が茜で染めた色です。茜染めを代表するものと言えば「日の丸」です。  江戸時代、茜染の技術は黒田藩(現・福岡市とその近郊)の秘伝とされていて日本で初めての日の丸は江戸時代末期、私の工房がある福岡県の秋月に近い地方で染められたという記録が残っています。一帯は古くから茜が自生し茜染専門の染物屋が数軒あったといわれています。  茜は藍とともに古代より世界中で染められていました。インダス文明の遺跡からは木綿糸を染めたものが見つかったそうです。また、インドのサラサ、東南アジアの伝統的な染物や山岳民族ミャオ族の衣装、またペルシャ絨毯も昔は藍と茜だけで染めていました。  藍は青、茜は赤(オレンジ)、二つを掛け合わせると紫になります。また茜を泥染めすると茶色になり、茶色と藍を混ぜると黒になります。茶色、オレンジ、青、紫、そして生成り色、それが原始的な染色の基本とされています。

男の赤いふんどしと女の赤い腰巻

染料に使う根が赤いので茜(赤根)の名がつきました。日の丸の赤を染めた染料で、赤系の色を染める最も古い染料です。
 茜は古来より薬用として用いられ、とくに浄血、解毒、強壮の作用があるとされ、世界各地で女性特有の病気に役立てられてきました。また、血流をよくし精気を増すとされることから男性は茜染の赤ふんどしを好み、女性は茜染めの腰巻を用いていました。

肌に直接着ける。赤いお洋服はOK!

ちょっと元気がない人には、まず赤をお勧めします。赤い洋服は黄色と違い着ても押しつけがましくなりません。また、その色を実は肌も見ているのです。赤いスカーフを直接肌に着けると女性ホルモンが活発になって女性らしさがアップすると言われます。バッグの中に忍ばせるより身に着けるほうが色のパワーが発揮されるのが赤の特徴です。
 赤がどうしても苦手な方は、茜を鉄媒染した赤茶色をおすすめそます。オレンジにグレーが入った落ち着いた色になり、色のパワーもほとんど赤と同じです。グレーが入ることによってパワーを充電し、じっくりジワジワとパワーアップします。

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