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相手に安心のシグナルを送ります。

「寛容」

茶色は相手のことを受け入れますというあなた自身の寛容さの信号です。
茶色を身に着けることでまず自分の頑固さが和らぎ相手に安心感を与えます。
そしてあなた自身がリラックスできコミュニケーションがスムーズに運びます。

原色のパワーをまろやかにして
しっとりカラーに

茶色は、栗の樹皮、幹、葉、いが、果肉そのすべてが染料になります。昔から、栗のいがの煎じ液は飲むと消化不良に、塗ると火傷や皮膚病に、また風呂に入れて沐浴にと広く使われてきました。そのほか、淹れた後のコーヒーの残りカスや紅茶の残りカスでも茶色が染まります。
 工房夢細工では、茶色が入った赤や茶系がかったブルー、黄色の上に茶色をのせるなど、茶色をベースにいろんな色を組み合わせた染め物をつくっています。原色に茶色を混ぜることでちょっとグレーがかったしっとり落ち着いた感じの色に仕上がり、本来の色の力をじわじわとゆるやかに効かせていきます。
 例えば、黄色の上に茶色をのせると実際には黄色を小さく着けるより大きな面積で着けるのと同じこと。黄色の原色を大きく着けたときのように我が強く出ることなく黄色のパワーをまろやかにしていきます。  茶色は草木染めではベースカラーとして幅広く活用することができる寛容さを持った色と言えます。

頑固な人、自信家の人を
寛容に見せる 

よく、「なぜあの人はこうじゃないの?」「当然こうあるべきでしょう!」などと自分の正しさを主張し、確固たる信念や価値観を持っている人、あるいは他人から頑固だと言われる人は茶色を身に着けることで相手に対する押しつけがましさを和らげ、大勢が集まって議論をする場などに茶色を着ていくと、あなたが正しいと思う意見を言っても意外ととがらず、また相手の意見も受け入れていく寛容さが出てきます。コミュニケーションが苦手という人は、まず茶色を着けて議論に参加するといいでしょう。  また、相手に対してあなた自身の価値観や正しさが伝わりやすくなり、逆に相手の正しさも自分の中に受け入れるようになって、あなた自身がとてもバランス感覚のいい人になります。

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