日本人の美徳や礼節を象徴する色
染めの原料という視点で見ると、ピンクという色は命の源の色です。つまり、桜でなくても杉や梅、イチジクでもその若い新芽なら皆ピンクが染まります。つまりピンクはピュアな命の輝きの色といえます。
ところが、梅の花のピンクと桜の花のピンクでは色の力がまったく違います。梅の花のピンクは人を押しのけて自己主張する力を持つのに比べ、桜のピンクは、頬をそっと桜色に染めて自らが一歩後ろに退く謙虚さを持たせてくれます。それは、日本人が何処かに置き忘れてきた品性、奥ゆかしい日本人の美徳や礼節を思い起こさせます。
母の想いが宿る色
かつて、お国のためと特攻に飛び立った若い人達が、桜の一枝を一緒に持って行ったと言われます。ある人達は、それは、パッと咲いてパッと散るから潔いからだなどと言いますが、それなら椿の方が当てはまります。しかし、誰も椿は持ちません。
桜の花のピンクには、私よりあなたを幸せにしていく、私が犠牲になってあなたを助けてあげるという母の想いが宿っています。そして、それを身に着けると、まず自分自身の心が優しくなり、次に周りの人に対して優しくなって最後にはそこにいるみんなの心が癒されていきます。だから私は世界を救う色だと思っています。
肌が色を感じて女性ホルモンが活発に
桜のピンクを身に着けているとマザコン除けになります。あなたを守ってあげたいという人だけが寄ってきて、私を守って欲しいという人が寄って来ないからです。
また、ピンクを着けておねだりすると成功率もグンとアップ。良縁に恵まれるチャンスが広がります。さらにピンクは肌に直接着けることで女性ホルモンが活発に出るといわれます。肌が色を感じているからです。
気持ちまで明るくするお守りのよう
桜ピンクは少しサーモン系ですから、とくに日本人の肌に似合うのが大きな特徴です。桜ピンクのスカーフを巻くと頬がほんのりピンク色に染まりきれいに見えます。
ところが、これがマゼンタ系のショッキングピンクになると、どうしても顔色が悪く見えてしまいます。だから桜ピンクは顔の側につけてもらいたい色です。ピンクのイヤリングなどを目に近いところにちょっと使うだけでも全然違います。もし、あなたがご病気で気持ちが弱っていたら、身に着けたり、身近に置いたり、お守りとして持っていただくことをおすすめします。